①外部清掃
モータまたはホースより取りはずした歯科ハンドピースにテストバーを装着し、ハンドピース本体やヘッド部に付着した切削粉がチャック内部に入らないようにします。
②外部清掃
ハンドピース本体に付着した切削粉・血液・唾液等は、チャック内に入らないようにバーを装着したまま、水道流水下でブラシを使って洗い流します。
③水分拭き取り
ハンドピース本体洗浄後、ペーパタオルなどで水分をよく拭き取ります。
ハンドピース歯科の洗浄と滅菌
④注水口の清掃
テストバーを装着したまま、ユニットのホースにエアタービンを装着し、またはモータにモータハンドピースを装着し、5秒程度空ぶかしして注水が霧状になっていることを確認します。
⑤ノズルクリーナによる注水口の清掃
注水が霧状にならない場合は、テストバーを取り外し、付属のノズルクリーナで注水口を清掃し、再度テストバーを装着して空ぶかしします。
⑥スプレの注意
ヨシダスプレは使用前に軽く振り、容器は必ず上向きで使用します。
感染防止のため滅菌前用のヨシダスプレと滅菌後用のヨシダスプレをそれぞれ用意します。
⑦バー装着部からのスプレ洗浄
黄 色のス パ ウ ト キ ャ ッ プに交 換し、チャックノズルの先端をバー装着部に1mm程度挿入し、プッシュボタンを押さずにスプレします。その際、ティッシュなどでヘッドを覆います。
⑧洗浄効果の確認
出てきたオイルの汚れを確認します。きれいなオイルが出てくるまで、スプレと汚れたオイルの拭き取りを交互に繰り返します。ス プ レ 洗 浄 を 怠 る と 汚 れ が た まり、チャック不良などの原因になります。
⑨ホース装着部からのスプレ洗浄
ホース装着部からスプレノズルを挿入し、スプレの圧力でハンドピースを飛ばされないようにしっかり保持します。
ヘッド部から汚れたオイルが出るまでスプレします。
その際、ティッシュなどでヘッドを覆い、汚れたオイルの飛散を防ぎます。
スプレノズルはエアタービンハンドピース用とモータハンドピース用がありますので、ご注意ください。
⑩洗浄効果の確認
出てきたオイルの汚れを確認します。きれいなオイルが出てくるまで、スプレと汚れたオイルの拭き取りを交互に繰り返します。
スプレ洗浄を怠ると汚れがたまり、チャック不良などの原因になります。
⑪滅菌
滅菌は患者ごとに行ってください。滅菌バッグに清掃したハンドピースを入れ、封をして、滅菌トレーに入れます。滅菌は135℃までの滅菌工程のみ行います。
乾燥工程は絶対に行わないでください。滅菌後すぐに使用しない場合は、滅菌バックに入れたまま保管してください。
⑫注油と試運転
滅菌後はハンドピースが常温に戻ってから、⑦番、⑨番と同様の方法でスプレし、注油を行います。
注油後はハンドピース(コントラアングル 歯科, タービンハンドピース歯科用, 歯科用ストレートハンドピース)を常温に戻すために10分間は回転させず、トレイに寝かせたまま放置します。
(すぐに回転させると故障の原因になります。)その後、ホースまたはモータに装着します。
ハンドピースにテストバーを装着し、5~10秒かけて最高回転にし、30秒間回転させます。