歯科マイクロモーター性能の見方

電圧:
電圧とは、電池などの電源が持つ電気を流そうとする力のことで、Vという単位で電池に表示してあります。
使用電圧範囲とは、このマイクロモーター 歯科技工を使うことができる電圧の範囲です。この範囲より高い電圧で使うと過度に発熱したり、寿命が短くなったりします。また低い電圧では性能を十分に発揮することができません。
適正電圧とは、このマイクロモーターの性能を発揮するのに最も適した電圧のことです。

負荷(トルク):
モーターのシャフト(軸)を回す力または軸の回転を止めようとする力のことを負荷(トルク)と言います。 負荷をどんどん大きくしていくと、モーターの回転は遅くなりいずれは止まってしまいますが、これは発熱や焼損が起こるとても危険な状態です。
適正負荷とは、マイクロモーターを最も効率よく使うためにふさわしい荷重のことです。負荷(トルク)。


【単位】
mN·m ミリニュートン・メートル
gf·cm グラムフォース・センチメートル
(1gf·cmは約0.098mN·m)

回転数:
マイクロモーターのシャフト(軸)が回る回数を表しています。
無負荷回転数とは、モーターに負荷がかかっていない時の回転数です。
r/minという単位は、1分間あたりの回転数を表しているので、例えばFA-130RAなら無負荷時で1秒間に143回以上回るということになります。
適正電圧・適正負荷時の回転数とは、マイクロモーターに最も適した電圧・負荷で使用した時の1分間あたりのモーター回転数です。

【単位】
r/min アールパーミニット

電流:
電気の流れる量を表します。
適正電圧・適正負荷時の消費電流とはマイクロモーターに最も適した電圧・負荷で使用した時に、歯科技工用器具モーターに流れる電流の値です。

【単位】
A アンペア
mA ミリアンペア(1A=1000mA)

ハンドピースのリスクコントロールについて

日常の臨床において,エアータービン歯科による交差感染を回避するため滅菌の次善策として使用後の空まわしが推奨されている。前述の空まわし実験の結果でも,侵入した菌の大部分は最初の30秒間で排出されており,病原性因子を希釈減少させるという点で,本操作が有効であることが確認された。

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空まわし後に,外表面の清拭,消毒を行えば交差感染の原因となる危険性は非常に低いと想像される。しかし,空まわしでは内部汚染は完全には除去できないことも事実であり,高齢者や有病者といった,いわゆる易感染性患者の処置機会が今後も増加していくと予想されることや,歯科医療に対する要求が全般的に高度化していることなどを配慮すると,内部汚染防止機構を備えたシステムの導入と,ハンドピースの使用毎の滅菌は推奨されるべきであろう。

滅菌方法と問題点
ハンドピースの滅菌方法としてオートクレーブ滅菌が最も適している。現在市販されているハンドピースはほとんどがオートクレーブ滅菌が可能だが,古いものでは適さないものもあり注意を要する。オートクレーブ滅菌が可能とされているものでも,繰り返し行うことにより,ベアリングや Oリング等の劣化,切削屑の焼き付き等がおきる。この程度は器材により異なるため製品の選択に注意を要する。一般にいずれのメーカーの製品でも注意深く行えば1000回程度のオートクレーブ滅菌は問題ないようである。