歯や歯茎の痛みはどのような治療になるの?

 虫歯が原因の場合
虫歯が小さい場合は、削ってその部分を詰める、または被せる治療となります。虫歯が大きい場合は、神経を抜いた部分に薬を詰めて、削った部分を詰める、または被せる治療となります。

歯周病が原因の場合
歯の周りだけで炎症を起こしている場合は、適切なブラッシング方法を学び、歯の周りに付いた歯石を取り除く治療となります。歯の周りだけでなく歯の中の神経部分にも炎症がある場合は、歯の周りの歯石を取り除く治療と併せて、神経を抜いて消毒をし、その部分に薬を詰めて、被せものを入れる治療を行います。

知覚過敏が原因の場合
噛み合わせの問題や歯周病によって引き起こされることが多く、知覚過敏を抑える薬を塗る治療と併せて、噛み合わせの調整や歯周病の治療が必要となることがあります。

噛み合わせが原因の場合
噛み合わせ部分を削ったり、マウスピースを入れるなどをして、噛み合わせやお口の周りの筋肉の調整などを行います。

歯が割れている場合
歯の根っこ部分が割れていなければ、虫歯が原因の場合と同じ治療に、歯の根っこ部分が割れていれば、歯を抜かなければなりません。歯を抜いた後の治療は、ブリッジや、部分入れ歯、インプラント機器などによって、インプラントなどの治療になります。

親知らずが原因の場合
生えるスペースがなく斜めや横に生えてしまった親知らずは、歯ブラシをきちんとあてることが難しく、その手前にある歯が虫歯や歯周病になりやすくなります。また、まっすぐに生えた親知らずでも、噛み合う歯が無ければ、対する歯茎にあたるまで伸びてしまい、痛みを引き起こすことがあります。これらの場合は、親知らずを抜く治療となるでしょう。

拡大鏡を使う時って

むし歯治療と、つめものやかぶせものをする時
よく見えるので、どこまでが虫歯でどこからが健康な歯かを見極めて、できるだけ削らずないむし歯治療ができます。また、つめものやかぶせものの境目も、できるだけ段差が出ないように作ることができます。


セット前に仮歯を入れて、歯周治療をしながら歯ぐきの治りを観察する時
歯と大きさが合っていないかぶせものがお口の中にある場合、歯とかぶせものの境目に段差ができてしまいます。すると、その段差部分に汚れやプラーク(歯垢)がたまり、細菌がたくさんすみついて歯ぐきの炎症が起きやすくなります。こうなると、いくらブラッシングを一生懸命やっても改善されません。また、プラークは常にたまりやすい状態です。
これを改善するには、いったんかぶせものをはずします。そして、歯との段差のない、歯とスムーズに移行するようなぴったり合う仮歯を作ってから、スケーリングやブラッシングをして歯ぐきを正常な状態に治します。歯ぐきの状態が正常になったところで、最終的な(正式な)かぶせ物用の印象(型)をとって創ります。すると、ピッタリと合って隙間がなく、虫歯が再発しにくくなります。歯とかぶせ物の境目の段差を見るとき、仮歯や最終的なかぶせ物を作るときなど、全ての工程で拡大鏡が活躍します。
歯の根の治療をする時
むし歯が進行しすぎて腐ってしまった歯の神経を除去するのが、歯の根の治療(根管治療機器)です。歯の根の内部は複雑に入り組んでいることが多くて、神経の取り残しがあると、そこからまた痛みが出てくることがあります。見つけにくい歯の根の管を見つけるのにも、神経の取り残しを防ぐのにも、歯科用拡大鏡が役に立ちます。
歯が折れてしまっている部位を見つける時
むし歯もないし歯周病もない。他にも特に原因や問題はなさそう…なのに歯がしみる場合。肉眼で見て分からなくても、拡大鏡で見ると、歯が折れたり欠けたりしているのが見つかることがあります。

黒い歯石の除去方式について

超音波スケーラーによる歯石除去

超音波スケーラーは歯肉縁上、歯肉縁下両方の歯石除去で使われる歯科用機器です。

毎秒25,000~40,000回の振動で歯石を分解しながら除去するので、歯にこびりついた黒い歯石にも有効です。しかし振動回数が多いため、歯周ポケット内や、より細かい作業が必要な箇所では手用スケーラーを併用して除去をおこないます。

黒い歯石は歯への付着力が強く、除去には時間がかかるので、何回かに分けて歯石除去を行います。

フラップ手術による外科治療

フラップ手術とは、歯茎を切開し歯の根元にこびりついた歯石を除去する外科的治療法です。歯周ポケットが深くなりすぎて、スケーラーでは届かないところにまで歯石が付着ししまっている場合に行う手術です。歯周病の症状がひどい場合に行います。

自分で除去する

歯茎の根元に付着している歯石は、根気強く頑張れば自分で取ることも可能です。

しかし、歯周ポケットの奥深くにできている歯石は自分では取れませんし、無理に取ろうとすると歯のエナメル質を傷つけてしまい、大変危険です。

特に、黒い歯石は歯にこびり付いているので歯医者さんで取ってもらうことを強くおすすめします。

 

歯の表についた着色汚れを落とすように

1.ホワイトニング歯磨き粉で磨く

多くの歯磨き粉には研磨剤といって、歯の表面の着色汚れを削ってキレイにする成分が含まれています。

更に最近ではこの研磨成分に様々な工夫をしたり汚れを浮かせて落とすような補助成分を入れて効果的に着色を落とせる歯磨き粉も販売されています。

2.歯の消しゴムを使う

歯磨き粉に含まれる研磨成分を凝縮した歯専用の消しゴムがあります。

お掃除に使うメラミンスポンジをイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。

これも研磨性の強い歯磨き粉同様歯を傷つけてしまうので注意が必要です。1週間に1回くらいの使用がいいでしょう。

3.歯科医院でクリーニングを受ける

どうしても落ちない汚れがある場合は歯科用ホワイトニング機器に任せましょう。

歯周病治療からヤニ取りまで!歯のクリーニングの全知識で詳しく解説していますが、特に汚れが固まってできた歯石は自分では取ることができないばかりか細菌の温床になります。

表面の頑固な汚れも落とすことができるエアフローという器具を使っている医院がおすすめです。

4.エステサロンでセルフホワイトニングをする

最近では歯科医院ではなくエステサロンでおこなうセルフホワイトニングがあります。重曹やポリリン酸などを使って歯の表面の汚れを落とす効果はある程度期待できます。

 

超音波スケーラーについて

皆さん、今日は 歯石除去のとき、よく使うしか機械について、紹介させていただきいます。

歯医者で歯石除去をしてもらう際に使われる器具をご存知ですか?
手用で歯石を除去するものもありますが、よく使われているのが超音波スケーラーです。

超音波って?
ヒトに聞こえる周波数はおおよそ30kHz~20kHzといわれています。ヒトの聴覚ではとらえられない周波数の高い音波のことを【超音波】といいます。

どうして汚れが落ちるのか?
超音波の振動によって歯石を粉砕して歯の表面から歯石をはがします。超音波振動によって熱が発生するので、その際に水も一緒に超音波スケーラーから出ます。この水は細かい噴霧状で水滴の内部は真空であり、その気泡が破裂する際にエネルギーを発散するため、歯周ポケット内に残った歯面から除去された歯石や沈着物を洗浄する役割があります。

注意点
超音波特有の音や振動があるため、知覚過敏のような痛みが伴う可能性があります。

もし、ほかの歯科機械を了解したいなら、是非、当サイトにお問い合わせください。